クライアント様の声

　今回の支援は、単なる業務効率化の改善にとどまらず、当社の長年の課題であった「組織風土」にまで踏み込んだ、本質的な改善のきっかけを与えてくれました。

　これまで当社では、「正確な作業が正義」という固定観念が根強くありました。その結果、基幹システムと会計ソフトのデータ連携がなされておらず、膨大な手入力や二重チェックが発生していても、「マンパワーでカバーすること」に疑問を持てていませんでした。しかし、今回の支援で現状を詳細に分析いただいたことで、システムの分断が最大の非効率要因であること、そしてその負担が特定の社員に重くのしかかっている現状を認識することができました。

　具体的な改善策として、Excelによる自動集計ツールの導入をご提案いただき、これまで社内管理資料の作成などで肥大化していた集計作業の工数が削減され、ミスも減りました。また、単にツールを入れるだけでなく、「ECRS（排除・結合・交換・簡素化）」の視点をご教授いただいたことで、現場レベルでの意識が変わりました。さらに、今まで出来なかった業務の棚卸しを行い、チームで分担する体制へと移行できたことで、属人化のリスク解消にも向かっています。